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今さら訊けないスマートホームの第一歩

2017/03/02

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BiZ旅セレクト編集室です。
今回のコラムのお題はこちら!
【今さら訊けない『スマートホーム』はじめの一歩】
スマートホームです!
以前から話題になっててよく聞くけど、具体的にはどんな家なのかわからないというあなたに、自分なりにわかりやすくお伝えします。

スマートホームには「IoT」が使われている

皆さん、IoTって最近よく耳にしますが、「また3文字」って拒絶反応を起こしていませんか?IoTとは英語で “Internet of things” と書き、日本では「モノのインターネット」と言われていて、これからの時代の重要なキーワードです。
あらゆる「モノ」がインターネットにつながり、「モノとモノ」「モノとヒト」がつながることを指します。
この「IoT」知れば知るほど生活に役立つ優れものなのです。

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スマートホーム住宅ってどんなもの?

スマートホーム(Smart Home)とはIoT技術やAI(人工知能)を取り入れて、電気照明やカーテン、冷蔵庫やエアコンなど、家庭内の電化製品をインターネットでつなぎ、自動的に制御するシステム (朝になると自動でカーテンが開き、エアコンで空調をコントロールしてくれるなど)を持つ住まいのことです。
スマートホームは既存の家電・建築メーカーだけではなく、apple・Google・サムスンなどのインターネット企業がデバイス部分にも参入してきている大注目の分野です。

IoT技術にAI(人工知能)をプラスすることで、住む人の行動・習慣を学習し、居心地の良い空間を作ってくれます。
例えば、毎日の起床時間と日照時間をAIが記憶します。その情報を元にカーテンを開けるようにIoTに指示を出します。これにより、起床時間に合わせて自動でカーテンが開くようになります。IoTと一緒にAIを活用することで、家が住む人に適応してくれるようになるのです。

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IoTとAIがスマートホームにできること 事例4選

IoTとAIを使って、スマートホームにできることは本当にたくさんあります。
中でも分かりやすく、わたしが「おっ!」と思った事例を4つご紹介します。

■スマートフォンとの強烈タッグでお財布にも優しいエアコンに!
エアコンにIoTを取り付け、スマートフォンを利用することで、さらに快適な住まいにすることができます。外出時、エアコンを切り忘れてしまった経験をしたことのある方は多くいらっしゃると思います。そんな時、スマートフォンをエアコンのリモコン代わりにして外出先から電源をON/OFFで切り替えることができます。
また、電気代の確認もいつでもスマートフォンですることができ、使い過ぎているときは使用を控えることもできます。
さらに、自動で空調変更ができるようにもなります。ワイヤレスセンサーで室内に人がいるかどうかを判断する機能や、夕食の時間に合わせてリビングの空調を変化させたり、就寝時には寝室の気温を自動調節します。ですので余計な電気代を抑えられて、光熱費削減にもつながります。

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■体調管理&レシピを提供する未来型冷蔵庫
冷蔵庫にIoTとAIを組み込み、IoTが家族の好みや最近食べた食事、栄養バランスなどの情報を管理。その情報を元に、AIがおすすめレシピを提供してくれる商品が開発されています。どんな食事を作ろうと悩む必要もなくなり、加えて食品の賞味期限のチェックも自分でしなくても済むようになります。

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■管理者いらずで経費も削減できる新型Key
ドアや窓の鍵が無くても開けられるシステムです。利用者はスマートフォン上で暗証番号を入力するだけで鍵が開けられるようになります。
このため、鍵の紛失・盗難・複製のリスクが低減します。賃貸物件などで鍵を管理する不動産業者さんは、鍵がなくても、お客さんに暗証番号を教えるだけで内覧して貰えるので経費削減になります。

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■メンテナンス効率良く節水も楽々!高機能トイレ
トイレにセンサーを設置してリアルタイムに個室の空き状況を確認できるシステムがあります。
こちらのシステムは、都内の霞ヶ関ビル内のトイレで実証実験も行われています。個室の利用状況を把握して効率の良い清掃時間を割り出し、メンテナンスがしやすくなります。また、便座に座っている時間に応じて水量を調節(座っている時間が短ければ少ない水を、長ければ多くの水を流す)することで節水効果も得られます。

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アメリカのスマートホームの大型施設「Target Open House」

日本ではスマートホームの専門店のようなものは見かけませんが、アメリカにはTarget Open HouseというConnected House(コネクテッドハウス)関連の商品のみを展示している施設があります。「スマートホーム」を構成する為の、スマート製品を所狭しと展示しています。
BiZ旅セレクトスタッフが先日その施設に行ってきました!
▶︎Target Open Houseの体験コラムはこちら

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暮らしやビジネスの中に取り入れてほしい

最後になりましたが私の考えとしては、スマートホームを生活やビジネスの中に取り入れて、もっと「スマートホーム」が身近になれば良いなと考えています。
これからもますますスマートホームに関しての新しい技術が生まれてくることでしょう。日々の生活を豊かにするために使用することはもちろんですが、ビジネスにおいての市場もどんどん成長していくはずです。
このコラムを読んで、少しでもスマートホームに興味をもっていただけたら幸いです。

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