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コラム
エコハウスとは?3つのテーマと取り組み方
2022/04/28
コラム
最近よく聞く「エコハウス」ってご存知ですか?
エコハウスとは、高い省エネ性能はもちろん、地球環境保護の観点から普及が進められている住まいの形です。
今回はそんな「エコハウス」についてのお話。
エコハウスとは具体的にどんな住宅なのか?どうして増えているのか?
エコハウスのアレコレについてご紹介します。
地球環境に優しい住まい「エコハウス」
「エコハウス」と聞くと、一番に思い浮かぶのは「省エネ性能が高く、光熱費が安い住宅」ではないでしょうか。
実は、省エネ性能が高いことだけを指して「エコハウス」というわけではないんです。
【エコハウスの基本的な考え方】
土地にある材料や風土、自然エネルギーを最大限に活用し、環境への負担をできるだけ小さくしながら快適に暮らすというのがエコハウスの基本の考え方です。
その結果、自然エネルギーを上手に活用することで地球環境に優しく省エネ性能の高い住まいになります。
エネルギー消費量が少なくなるため光熱費が安くなる、室内の空気がきれいになるなどメリットも多く生まれます。
エコハウスが目指す3つのテーマ
エコハウスではさらに3つのテーマの実現を目標として掲げています。
【1】 8つの環境基本性能の確保
エコハウスでは下記の8つの環境基本性能がしっかり実践されていることが重要です。
①断熱 ②気密 ③日射遮蔽 ④日射導入 ⑤蓄熱 ⑥通風 ⑦換気 ⑧自然素材
住宅にこれらの性能がきちんと備わっていることで、高い省エネ性能を持ちつつ快適に過ごせる家となります。
【2】 自然・再生可能エネルギーの活用
エコハウスの暮らしでは、太陽光、風、水、地熱、バイオマスなどといった、再生可能な自然エネルギーを最大限に活用することを目指しています。
例えば、
・太陽光発電で家庭で使用する電力を自己生産する
・風通しの良い間取り設計にし、室内を涼しく保つ
・太陽熱を利用した給湯システム(太陽熱給湯)を利用する
など。
今までメインとして多く使われてきた化石燃料は、有限の資源でいつか枯渇します。
繰り返し使える「再生可能エネルギー」を利用し、環境に優しい社会を目指しています。
【3】 エコライフな暮らし方
近年は家庭で使用する電化製品が増え、生活の中で必要なエネルギーも増えています。
住宅の性能や設備を整えるだけではなく、そこに暮らす人々のライフスタイルにもエコや省エネを目指した意識や工夫が必要となります。
例えば、
・早寝早起きを習慣づけて夜間の消費電力を減らす
・寒い日には一枚多く厚着をする
・日よけのために庭に草木を植える
・農地付きの住宅で家庭菜園を行う
など。
たくさんのエネルギーを消費することによって起こる、地球温暖化などの環境問題。
身近なエコライフに取り組むことで、地球環境保護も目指しています。
【プラスα】 地域特性に根ざした住宅づくり
上記3つのテーマに加え、地域の環境や風土、文化などに根ざし、その土地らしさを持つ住まいであることもプラスαのテーマとなっています。
その土地で手に入る材料を使用したり、地域に昔から伝わる工法やデザインを採用したり。地域の特色を生かし、地域住民に愛される住宅であることも求められます。
エコハウスの普及を目指す背景は「地球環境保護」
家庭の家電保有台数増加などによって、家庭でのCO2排出量は1990年度に比べ2007年には4割以上も増加。
2012年度をピークに、その後はほぼ横ばい(もしくは微減)です。
地球環境保護への取り組みは、今や国や大手企業だけの課題ではありません。
国民一人ひとりが考え、取り組んでいかなくてはいけない問題となっています。
エコハウスの全国的な普及には、地球環境保護に向けてライフスタイル全体で省エネに取り組み、家庭からのCO2排出量を減らしていこうという狙いがあります。
環境省では2008年度より「環境省エコハウスモデル事業(正式名称:21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業)」を実施。
全国20の自治体をモデル地区としてエコハウスの取り組みを支援することで、エコハウスの全国的な理解や普及を目指しています。
BiZ旅セレクトが提供するエコハウス視察!
エコハウスに注目しているのは日本だけではありません。
BiZ旅セレクトでも米国を中心にエコハウスの視察をアテンドいたします。
ハウスメーカーの視察や実際のエコハウスの見学、住宅関連商品やサービスの開発企業への訪問など盛りだくさんの内容です!
2017年に行ったエコハウス視察のレポートもぜひ見てください♪
▶︎最新エコハウス&スマートホーム視察(3日間)レポート
環境に優しいエコハウスの普及は目前!
地球環境にやさしく、地域になじむエコハウス。
持続可能社会、地域共生を目指すこれからの価値観にぴったりの住まいではないでしょうか?
「地球環境保護」と言うと壮大なテーマに聞こえますが、一人ひとりの工夫や意識で取り組めるものです。
エコハウスの普及は、個人の生活環境やライフスタイルを考えるきっかけにもなるかもしれないですね。
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